「AIで作った画像って、自由に使ってもいいの?」
「生成AIで文章を書いたけど、著作権は誰のもの?」
近年、ChatGPTやMidjourney、Canvaなどの生成AIを使った創作が急速に広まる中、著作権に関するトラブルや疑問が増えています。
この記事では、クリエイターや副業・ブログ運営者が知っておくべきAIと著作権の基本知識を、できるだけわかりやすく解説します。
そもそも著作権とは?
著作権とは、創作物を作った人が持つ「作品を守る権利」です。
文章、イラスト、写真、音楽、映像など、「創作性のある表現」に自動的に発生します。
登録や申請は不要で、作った時点で著作権は発生するのが特徴です。
AIで作った作品に著作権はあるの?
ここで重要なのが「著作権は人間にしか認められない」という点です。
つまり――
- AIが完全に自動で生成した画像や文章 → 著作権なし
- 人間がプロンプトや編集を通じて創作性を加えた作品 → 条件次第で著作権が認められる可能性あり
日本の文化庁も、「AIが生成したものには原則として著作権は発生しない」と明言しています(※2023年3月時点)。
AI生成物を使うときの注意点
AI画像や文章をブログ・SNS・グッズ販売に使う際、以下の点に注意しましょう。
1. 学習元に著作権侵害が含まれている可能性
AIはインターネット上の画像・文章を学習しています。
その中には著作権付きの作品もあるため、「似ている画像」が生成されてしまうことも。
2. 生成AIの利用規約に違反しない
MidjourneyやCanva、DALL·Eなど、各AIサービスには利用規約があります。
商用利用がOKか・クレジット表記が必要かなどは、必ず事前に確認しましょう。
3. 有名人やキャラクターの「肖像権・パブリシティ権」に注意
AIで生成した画像が、実在する人物やキャラに似てしまった場合、肖像権侵害になる可能性があります。
4. 他人の作品を真似たプロンプトに注意
「〇〇風のイラストを生成」という使い方は、オリジナル作品の権利を侵害する可能性があるので要注意。
ブログ・副業で使いたい人が守るべきポイント
生成AIを活用して、ブログやグッズ販売などで収益化したい方は、以下の対策を心がけましょう。
- 商用利用が明記されたツール・プランを使う
→ Midjourney(有料プラン)、Canva Pro など - プロンプトにオリジナリティを持たせる
→ 単純な指示より、自分らしさを表現 - 必要に応じてクレジットを表記する
→ 「画像生成:Canva AI」など - 商品化・販売前に利用規約を再確認
AI画像や文章に著作権を持たせたい場合は?
100%AI任せではなく、以下のような「人間の創作性」が加わると、著作権が発生する可能性があります。
- AI画像に自分で加工・編集を加える(構図、色調、合成など)
- 複数のAI出力を組み合わせて独自のストーリーを構築
- AIの出力を基に、文章を手直し・再構成
著作権は「どれだけ人間の個性・創作性があるか」が判断基準。
AIはあくまでアシスタントと考えると良いでしょう。
まとめ|AI時代の創作は「知って使う」が最強
AIの進化で、私たちの創作活動はかつてないほど身近で便利になりました。
しかし、その裏にある著作権や法律のルールを知らずに使ってしまうと、知らぬ間に違反していた…という事態にもなりかねません。
大切なのは、AIを恐れず、正しく理解し、賢く活用すること。
知識を持って使えば、AIはあなたの創作活動を何倍にも広げてくれるパートナーになります。
これからも安心して創作・発信していくために、ぜひこの記事の内容をあなたの活動に役立ててください。
コメント